「十字架につけろ」
そう叫んで、イエスを十字架へ送り込んだ大衆の中に、
この自分がいました。
「十字架につけろ!十字架につけろ!」
そう叫び続けて、イエスのこの世の人生を終わらせました。
私たちの罪です。
しかし、そのことによって、
この私の罪は赦されました。
驚いたことに、イエスの十字架が
この私の罪の贖いとなり、
私は、永遠の命を得たと告げられました。
私は叫びました。
「十字架につけろ」と叫んだにもかかわらず、
罪のないイエスを死に追いやったにもかかわらず、
その死はわたしの贖いとなり、
神の許へ導いたと知らされました。
憎しみが、愛に包み込まれて、私の心を変えました。
真実を見る目を与えられました。
それでも、なお、罪を犯し続ける弱い人間ですが、
主は仰います。
「十字架につけろ」
私の罪を、十字架につけてしまいなさい、そう仰います。
十字架には、私の罪ではなく、
イエス・キリストが磔になっているというのに、
「なぜ、そのようなことを仰るのか分かりません」
そう答えますが、イエスは告げられました。
「わたしの十字架を無駄にしてはいけない」
主は磔にされ、私の罪を贖ってくださいました。
その死を無駄にするなと仰います。
堂々と、主イエスを十字架にかけ、救いを得よ、
そう仰います。
十字架につけよ、十字架につけよ。
あなたの罪は赦された。
赦された者として、堂々と顔を上げて生きよ。
主の死を無駄にしては、いけません。