あの顔で

朝ドラ「エール」が再開されまして、

楽しみに見ています。

幼いころから耳にして、私でもよく知っている歌は、

題名も知りませんでしたが、

「露営の歌」と「暁に祈る」でした。

「暁に祈る」は、詩、曲、歌、完璧です。

これほどパンチのある歌詞だとは知りませんでした。

太平洋戦争、つまり、大東亜戦争中、

ずっと歌われつづけたとは、よく分かります。

戦後も、私たちも耳にしましたし、歌いました。

ただ、ちょっと意味が違ってましたが…

「あの顔で、か」

というような意味で思っていましたが、

全然、違った歌でした。

「軍艦マーチ」は、名曲とされながらも、

戦争色が強く、再び演奏されることはないだろうと

言われていたそうです。

かつては、パチンコ屋の曲でした。

しかし、今は、行進曲「軍艦」として、

自衛隊がしきりに演奏しています。

日本人は好きなのですよ。

浮上度が低いのは、「海ゆかば」でしょうか。

第二の国家ともいわれた名曲は、

戦中、玉砕を伝えるときに掛けられ曲だったために、

イメージが良くないからでしょう。

令和となり、昭和も歴史となりました。

日本人は、戦後100年を経ずに、先進国へ名乗りを上げています。

すごい国だと思います。

戦争を肯定はしませんが、人の心に敵意があるのは認めます。

自己を顧みて、人の心を受け止めて、

平和実現のために何をすべきか考えて行こうではありませんか。

赦しを願いながら、「倍返し」の台詞に胸躍らせるこの身に、

平和は来るのだろうかと、

真面目に考えているのであります。