窓の風景

観察を続けると、だんだんと分かってくることがあります。

窓が不自然に覆われているなど。

カーテンが交差されていたり、板張りだったり、

ビニールシートしてあったり。

また、洗濯物らしくタオルが掛けられていますが、

なぜか、カーテンのように皺にしてあり、

しかもかけっぱなし。いつも同じタオルです。

それから、障子。

一枚剝がれたようにしてあるのは、在宅時で、

剝がれた障子が元にもどしてあった時は、不在です。

そんな窓の家が、気が付けば周りにいくつもあります。

不自由な世の中になった気がしてうんざりです。

それはそうと、

この町のフロントの一つは、分かれば皆、

ひっくり返って驚くようなところです。

彼が手引きしたために、善良な市民は、取引したのでしょう。

でなければ、どれだけお金を積まれようと、

おいそれとは取引なんてしないと思います。

そうして、善良な市民を、結果的に

恐怖と言う奈落に突き落としたのです。

彼の罪責は大きい。

幸いにして、我が家は祖父以来の百年戦争状態でして、

葬にいたるまで、まったく付き合いはありません。

それがどう影響したかは分かりません。

ただ、彼と同業者の車を、腕に模様のある男たちが、

追い廻していたのを私は目撃しました。

汚いお金の使い方をするな…と見ていました。

そんなことしても、絶対、市長などにはなれないと思いますよ。

ソヤツの所有する建物の窓も、そんな感じに見えます。

窓を塞がねばならない生活とは、不健康そのものですね。

健康的な考えにはならないでしょう。

悪循環に思いますが、私には分からない事情があるのでしょう。

知る必要もありませんが。