人にはできないこと

限界のある人間の悲しみは、

いつしか望まないことによって、

折り合いをつけてしまうところに落ち付きます。

望まなければ、失望することもありません。

望まないという望みは、

人を、一層、悲しい存在にします。

望まないことが希望でしょうか。

やはり間違いだと言わざるをえません。

限界のある存在が、永遠を得ること、

あなたはそれを信じますか。

「私を信じる者は、死んでも生きる。

そのことを信じるか」

ふと、心に問う言葉がこだましました。

その迫力に、

「はい、主よ信じます。

あなたこそ救い主、キリストです」

そう答えていました。

私の希望は、主から来ます。

人の悲しみは、主を知ってのち

喜びに変えられます。

失望に終わることのない希望を

受け取りつつ、これからも終わりまで、

この地上を歩いて行けるように、願っています。