教会の祈祷会へ出かけ、案の定、それらしい人物が、教会の前に立っていました。
石のオブジェの横に、幽霊のように佇む男は、
ラーメン屋の燈を背負っていて、顔が見えません。
こちらも、あからさまに伺うそぶりをしつつ、教会へ入りました。
祈祷会を終えて、見張がいるはずだと前へ出て見ると、いました。
Tシャツから出ている腕に模様が入っている若そうな男です。
歩道の石の椅子に腰かけて、ずっとスマホを触っています。
これが見張ならば、車が来ているはずだと
見渡しましたが、分かるはずもなく。
「帰ろ!」と車へ戻り、教会から出ようとしたところが、
その腕に模様のある男は、地面に寝そべってしまっていました。
何が悲しくて、こんな路上に寝なければならないのか。
こいつ、ラリッているのだろうかと思いもしましたが、
これは一種のパフォーマンスかと思いなおし、
彼らの恐ろしさを改めて知ったのでした。
つまり「何をしてくるか分からない」という言葉で表現されることですが、
それは、目的のためなら手段を選ばない、と言うのではなくて、
狂っている、ということのようです。
判断基準が狂っていますので、まったくの感情論で動いてしまう。
それが、彼らの本当の恐ろしさではないか、
と考えていました。
相手にしないのが一番ですが、
次回、こんなことがあれば、警察を呼びますよ。
暴対法は厳しくて、腕の模様とその奇行だけで、脅迫になりますから。
それにしても、
〝役者〟は揃っていません。
事実とはこのようなもの。
残念、残念。