混乱

正直に言いますと、私の頭の中は、かなり混乱しています。

方向性を見定めたのは良いのですが、何事にも短縮できない時間というものがあり、これを理解し、試し、マスターして、実践する……には、それなりの時間が必要です。これは、頭がいいとか、要領がいいとかとは別問題です。勘違いしてはいけません。ローマは一日にして成らず、です。

その時間が欲しい。確かに、トラブルはありました。しかも初動で、二つのアクシデントがあり、どちらも創業当時の私にしては、致命的でした。ただ、幸運にして、今まだ続けることが出来ています。これは、仕入れがない商品、生ものでない商品、という特殊性にあります。が、利点ばかりではないことも付け加えておきます。

私の望みは、一日も早く、彼らのしてきたことが明るみにでることですが、それだけでは再生できませんから、自身も全力でSNSマーケティングを実践していき、結果を出す努力を続けています。ただ、時間はかかります。たとえば、商品が良くても周知されなければ売れない、商品が良くても必要とされなければ売れません。デジタルは今、どちらにも当てはまる過渡期だと考えています。一方で周知に努め、一方で、商品を分り易く、使いやすく改良し、アピールする……そして結果が出るまでの時間は、どうしても必要なので、これまでの3年間の努力をベースにしても、まだ必要な時間があることは、認めていただきたいところです。

成長には時間がかかります。誰でも、生れてすぐに歩き出し、言葉を話すのではないわけで、そんなことが出来るのはお釈迦さんぐらいです。ほぼ、伝説です。

成長には時間がかかる、必須です。今更ながら思い知ると同時に、これまで、公立の様々なサービスは無に等しいと断言します。時間の無駄以外のなにものでもありません。各地銀は、このサービスと連携し、自身で考えることを止めているようですが、その頼りのブレーンは腐っていますから、まったく機能していないと言っていいです。道案内する盲でして、彼らがそれを生業にしているのは、教えればお金になるシステムがあるからです。教える事でお金を頂き、結果は考えなくていい、つまり、そのような公務員的なコンサルを国・県が敷いているからで、美味しい仕事で人気、という理由はそこにあります。求められているのは、相談者が結果を出せるようにすることですが、まったくそれは議論されないようですので、これはいずれ破綻するだろうと私は思います。つまり、中小企業診断士、および、よろず相談所は、解散すべきだと言うことです。

もとい、本当に求めている情報を得たいなら、時間とお金が必要です。最初に投資しておけばよかったのですが、仕方がない、気がつかなかったのですから、これからに時間に掛けるしかありません。しかし、これが問題です。体力が続くかどうか。気力も本当に維持するのが大変な状態。私は死の谷を歩いているのではないか、そう感じています。いつも。

失敗したら、そう恐れない事業主はないでしょうが、私はさらに厳しい状況だと思っています。息をするのも苦しくなるくらいの思いですが、希望がありますので、なんとか、なんとか立っています。

いいわけではありません。努力はしてきましたし、今も考えられるだけのことはしています。ただ、市場は生きもの、相手があることですから、すべてが計算通りには進みません。

絶望と希望、その交錯のなかで、今、ここに立っていると言えます。安心とは遠く、ただ、木石のごとく、そこに坐しているように見えても、決して笑わないでください。これが道なき道をゆくということだと、私は思い知らされています。